- 公共工事(土木)
令和3年度中城湾港土砂処分場い護岸外2件築堤工事
令和4年3月竣工
本工事では3次元データやICTの技術を多く取り入れた施工を行いました。
≪3次元データの活用≫
築堤工範囲においては3次元データを活用するにあたり専用ソフトを導入し、自社によるデータ管理を全般的に行いました。また、3次元による起工測量(現況測量)を行うことで、平均断面法よりも精度よく築堤の土量を算出することが可能となり、数量の変更等についてもスムーズに協議することができました。
≪ICT建機の導入≫
築堤の施工に使用するバックホウについても3次元のデータ管理を行い、ICT建機を導入して施工することで、曲線的な築堤や、護岸の角度が途中で変わる築堤を丁張なしで施工することができました。また測量作業職員が重機に接近することなく施工することができるため安全を確保できたほか、工期短縮や人員削減にもつながりました。
≪ドローンによる進捗管理≫
施工範囲の進捗状況を、随時ドローンにて上空から撮影を行いながら管理することで、盛土材投入時の重機やダンプの配置、作業エリアを俯瞰で確認でき、仮設計画に大いに役立ちました。
≪総括≫
今回、自社により起工測量から数量の算出、ICT建機による築堤の施工、3次元データによる出来形確認をすべての工程で行うことが出来たのは初めてのことで、戸惑うことも有りましたが、丸元建設としてイノベーションを推進していく中で、一歩前進できたと感じました。
今後、社内において技術や情報の共有を行い、更なる普及促進を図って行きたいと思います。
担当:YZ
所在地 | 沖縄県沖縄市泡瀬地先、沖縄県うるま市州崎地先 |
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発注 | 沖縄総合事務局開発建設部 |
設計 | ー |
施工 | ㈱丸元建設 |